莆田（プーテン）市は、昔は“興化”とも呼ばれ、“莆陽（プーヤン）”、“莆仙（プーシェン）”とも呼ばれている。北は福州と隣接、南は泉州と隣接している。西には戴雲山脈があり、東南は台湾海峡に面している。陸地面積は４１１９キロ平方メートル、世界でも少ないが、中国では希少な湄洲湾秀嶋深水港と三つの河口がある。その上楓亭にも補助港がある。湄洲、南日等には１５０の島があり、城廂、涵江、茘城、秀屿の四つの区と仙游県がある。総人口は３１９．６万人、漢、回、満、壮、苗、瑶、土家等３３の民族がある。海外華僑と莆田（プーテン）籍で香港、マカオ、台湾に滞在している人を合わせて６０万人以上がいる、その内華僑は４７万人がいる。莆田（プーテン）は昔から閩中の政治、経済、軍事、文化の中心である。物華天宝、人傑地灵、文化昌盛、経済繁栄、そして活力に満ちていて、古くて新しい都市である。
        １９８３年９月、国務院から市として許可された。莆田（プーテン）市は省の管轄市であり、城廂、涵江の二つの区と莆田（プーテン）、仙游の二つの県を管轄していた。２００３年２月１日、国務院から莆田（プーテン）市の部分的な行政区調整が許可され、莆田（プーテン）を取り消し、茘城、秀屿区を設立した、涵江の行政区域範囲を拡大した。
        莆田（プーテン）は熱帯海洋性気候である。風光明媚で、古跡もたくさんある。市全体では２５０の景勝地と文物古跡がある。福建省の“歴史文化名城”の一つでもある。国内でも有数のリゾート地としての観光地である湄洲湾、九鯉湖、広化寺、南少林寺がある。 また、港も複数あり、特に湄洲湾、興化湾、平海湾の三つの湾の資源が豊富である。莆田（プーテン）は市になってから、持っている力を充分に発揮し、湄洲湾港市をいち早く建設し、経済の総合的な力を著しく付けてきた。
        ２０１０年の市の総生産は８１６．９８億元、財政総収入７８．２９億元、その中で地方財政収入は４７．６３億元、規模工業生産値は１２６６．２１億元、規模以上工業企業は１３５８件、社会固定資産投資は４９６．５２億元、輸出入金額は３３億ドル。“中国輸出基地”、“中国木彫の郷”、“中国古典工芸家具の都”、“中国宝石アクセサリ産業基地”、“中国銀製アクセサリの郷”、“中国枇杷の郷”等の称号を持つ。莆田（プーテン）枇杷、桂圓、南日のアワビは“国家地理シーンボール商品保護”の称号を持っている。第四届華僑大会では２００８年中国投資魅力百強都市“に入選し、併せて“中国大陸最優秀商業都市”に入選した。